2017年1月31日火曜日

命の価値は平等ではない。(だが、不平等でもない)

時間がないので、忘れないうちに簡単なメモを。

仮に「命の価値は平等」であるとしよう。

- Aさんの価値 = 1
- Bさんの価値 = 1
- Cさんの価値 = 1

もしこれが真実なら、以下が成り立つ。

Aさんの価値 + Bさんの価値 = 2 > Cさんの価値 = 1

つまり「AさんとBさんの両方をあわせたら、Cさん1人より価値がある」という図式が成り立つ。
この時点で、ロジックの崩壊を感じないだろうか。

「価値」とは本質的に「比較可能」なものだ。

なので「命の価値が平等である」という主張は、「比較物が比較不可能」と言っていることになる。
つまり、片手にメジャーを持ちながら、片方では「比べてはいけない」と言っているようなものだ。

では果たして、命に価値はあるのだろうか?
あるとすれば、それは平等なものなのだろうか?

そもそも「命」と「価値」を結びつけるという行為自体に、必然的に矛盾が生じる。

問題設定自体が誤っていれば、永遠に答えは出ない。

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