2016年12月19日月曜日

左利きを15年間、訓練して両利きになった話

僕は左手でご飯を食べる。
生まれつきではなくて練習の成果だ。これが15年間は続けている。

元は右利きなのだけれど。
今までの人生の半分は、右手で食事をして過ごした。
ちょうどもう半分は、左手を使って食事をしている。

たとえば部屋の掃除をするときも、左手でクイックルワイパーを持ったり、なるべく左手を使うことを心がけている。
だから今では、右手のほうが少しだけ不器用になってきているぐらいだ。

このことを人に話す機会があると、ちょっとだけ興味を持って理由を聞かれるのだけれど。
その訳は、特に面白くない話で。
僕が学生時代、脳トレが流行っていたからだ。
「左手でごはんを食べると、右脳が活性化する」という話を、川島教授か誰かが言っていて、そしてそれからずっと左手ご飯を続けているのだ。

ただ、この「脳トレ」っていう理由はあんまりウケが良くない。
だから、何か別の理由を考えようかなと考えている。
たとえば「僕は、左右対称が好きなんです」「右手が使えるのに、左手が使えないなんておかしくないですか?」とかとか。
「右手ばかり使って、左手が可哀想だと思って」「左手が僕にせつなそうに話しかけてきて」とか。

利き手を増やすのは、ほんのすこしずつだけ、日常の中で、ひとつの能力が上達しているようで面白い。
そして、よく気づく人に対しては、ちょっとした話の種になる。

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