2016年12月4日日曜日

私の食事法履歴書 | エセベジタリアン > 粗食 > 糖質制限

糖質制限を始めて10日。本当に体質が変わってきたように思う。
朝は腹が減る。食事をしても眠くならない。食事後に憂鬱な気分にならない。

以前から長く続けていた「カロリー制限」「1日1食的食事法」の場合は、大したカロリーは撮っていないはずなのに、なぜか朝起きると、腹がぽこっとしていたりした。
だが糖質制限で朝昼夜としっかり食べても、朝起きた時の体はすっきりしている。
明らかに「食べた量」と「ぽっこり度」が比例していないのだ。

糖質制限に関しては最近、数冊の本を読んだり、ウェブサイトを調べたりして、結構長くこの食事法を続けているような気になっていたけれど、数えてみると、まだたったの10日間だったことに気付いた。
1ヶ月ぐらいやり続けている感覚だった。

それで「本当に成果が出るのかどうか」毎日チェックしては焦っていた。
なぜなら、始めてから数日は特に、ただカロリーを摂取して太り続けていくのではないかという心配があったからだ。

だが、糖質制限は結果を焦るな。
体質改善。急いてはことを仕損じる。

「もっと早くこの食事法を知りたかった」という気持ちもあるし「いまの年齢で理解、実践できてよかった」という気持ちもある。
人生が今後50年残っているとして、もしこの食事法が優れていれば、今後の年月をずっと「優れた食事法」で過ごすことができる。素晴らしいじゃないか。


僕は食事法にたまに興味を持つことがあって「エセ・ベジタリアン」「粗食」を実践したことがある。

そもそも一番最初、10年前、ひとりぐらしを始めたばかりの頃は本当に食事に無頓着で、1年ぐらいご飯とスポーツドリンクぐらいしか摂っていなかった。これは本当に。


さすがに体調を崩して、次に「エセ・ベジタリアン」になった。
野しっかりタンパク質を摂らずに、ただ野菜や漬物や玄米を食べ続けていた。
TVでウィンナーのCMをみると「人間の食べ物じゃない」と思うレベルになっていた。
だがこのせいで、かなりやせ細ってしまった。
ある日、銭湯で体重計に乗ると、値は50kgを切っていた。
家族、知り合いからも「痩せたね」と心配されるようになり、もう少し太ろうと考えた。

これで思ったことは、ベジタリアンでタンパク質を十分に取るというのは本当に難しいということ。
納豆を3パック食べてもタンパク質量はたかが知れているし、豆類もそうだ。
食べ続けているとすぐに飽きるし、スーパーで買うとものすごく高い。
仮に完璧にこなした時の食事法としては優れていても、実践が本当に難しい。


次に僕は「粗食」を実践するようになった。朝昼は食べずに、夜だけをガッと食べていた。
なるべく胃袋を満たさない方がパフォーマンスが上がる、健康に良いという説があるからだ。
食事をしたあとは猛烈に眠くなって、仕事も手につかなくなるのが嫌だった。
だから昼は抜くようにした。眠気対策というのが粗食を実践した一番の理由だったように思う。

だから日頃から、なるべく日本人的な食事を摂るようにしていた。
だからコンビニでも「おにぎり」や「ご飯類」を選んでいた。
まさにその糖質こそが「眠気」の原因だとはまったく気づいていなかった。

これが最近まで実践していた食事法なのだけれど、今思えば、これも食事後に眠くなったり、憂鬱になったり、カロリー摂取量に比べて腹がぽこっとしたり、夜にはフラフラしたり。
けっこう弊害も多かったように思う。
菓子類やカップラーメンを食べまくるよりははるかにマシだったと思うけれど。


そして今は糖質制限にたどり着いて「眠気対策=パフォーマンスを落とさない」と「肉体の状態改善」を両立できる状態に向かいつつあると思う。
現実的問題に合わせて食事法をバージョンアップf

僕にとって、この二つはとても切実なのだ。
食後の眠気にはどうしても勝てない。中学生の頃からずっと戦い続けていた。
あとは、30代を迎えて腹がぽこっとなってくるのは、どうしても嫌なのだ。
シャワーを浴びながらぽこっとした自分の腹を見ていると、自己評価がすごく低くなる。

周りの人には「ダイエットする必要なんかない」「気にする必要なんかない」と言われるが、これはまったく因果関係が逆で
「普段から気にしているからこそ、体型を維持できている」のだと考えている。
もし僕が「食事に関して全く無頓着」になれば、確実に太り続け、不健康になり続け、骨密度も筋肉量も低下していってしまうことだろう。


「人間は決して、加齢によって老いる」のではないという。
筋肉量の低下によって老いるらしい。
肌だって、加齢ではなく紫外線によって老いていくものらしい。
つまり人間にとって加齢というのは、昔の通説よりあてにならないものなのだ。

たとえば昭和初期の女性なんかは、30歳で、今見るとおばさん、おばあちゃんに見えるぐらい老いていたらしい。(Twiterで聞きかじった話なので定かではないが)
最近、歳を取っても綺麗ない人が増えたのは、肉体を管理する「技術」が発達したからだろう。
「アンチエイジング」というと、自然の摂理に逆らう愚かな行為、というイメージで半分見てしまっていたが。この話はバカにならない。
むしろ肉体は加齢に逆行して改善できる。

こういうことが科学的裏付けをもって市販の書でも手に入る時代は、本当にすごいと思
う。
誰でもその情報にはアクセスできるのだ。
健康や心理学、人間のパフォーマンスなどに関して、10年前よりも市販の書のクオリティは格段にランクアップしている。
それは「科学的裏付け」がこの分野に多く介在することになったからだ。
まさに素晴らしい情報時代だ。

ところで世の中には無数の食事法が出回っているけれど、糖質制限の良さは「高いエビデンスレベル」で実証されたもので、今後、今分かっている前提が覆される確率は低いらしい。

ちなみに「いつ糖質制限を始めたか」というのはメモは取っていなくて。
Amazonでこの本を買った日を起点にしている。ちょうどこの本を買ってから糖質制限を始めたからだ。



「この本を買った時に、糖質制限を始めたな」とさえ覚えておけば、いつでも起点日を簡単に思い出すことができる。すごいぜAmazon。

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